女性部
9月14日 現退合同学習会を開催しました。
「働きやすい職場環境改善に向けて~退女教の取組み~」
焼津市にお住まいで、「静岡県退職女性教職員の会」副会長を務めていらっしゃる是永照美先生をお招きし、お話を伺いました。
「退女教」は、平和のための活動、子どものための活動、住みよい社会を目指した活動等をされています。是永先生は、「現退一致」のキーワードを示して、「子どものため、現場の職員のため」できることをしたいと思っているので、困った時はぜひ声をあげてほしい、頼ってほしい、と力強くお話してくださいました。実際に、焼津市では、小学校家庭科の裁縫の授業で、玉留めや玉結びの指導をする際に、退女教の先生方が「教育ボランティア」としてお手伝いに来てくださっているそうです。
また、育児休業の権利について、「先輩方が勝ち取った権利は、後輩の皆さんへのプレゼント。ぜひ有効に活用してほしい」というお話もしてくださいました。
お話を伺って、私たち現職が「当たり前」と思っている権利の有り難さを改めて実感しました。そして、自分が受けた恩恵を、今度は後輩たちへ渡していくことが恩返しになるのでは、とも感じました。
教職という素晴らしい職業を、誇りと夢を持って続けていくためにも、退女教の先生方とも力を合わせて、「声をあげる」ことの大切さに気づく機会となりました。
是永先生、ありがとうございました。
退女教の先生方を交えて、職場環境で困っていることや、環境改善の
ために工夫していること等を情報交換しました。
●教員が足りない。助勤体制がギリギリ。支援員も足りない。校長が助勤に入ることも。
★別室登校の子への対応等にボランティアを活用している。計画や依頼の方法が簡略化されたらもっと頼みやすい。
●先輩教員の声掛けで、男性の子育て参加や育休取得が増えてきた。良いことだが、代わりに対応する職員が不足している。級外がいない。
●育休明けの時短勤務が、権利があってもなかなか使えない。
★育休から復帰した先生への優しい声掛けが周りからあり、救われる。
★退職してから現場に入るのは大変。でも、心の負担を少しでも軽くできるお手伝いがしたい。